Gibson / IM57C-DB Burst Bucker Type3 Double Black ピックアップ ギブソン

IM57C-DB Burst Bucker Type3 Double Black

本家ギブソンによるオリジナル・パテンド・アプライド・フォー（PAF）への復刻・アプローチがこのバーストバッカーシリーズです。バーストバッカーはその名の由来である、58,59,60年に生産されたレスポールに搭載されていた伝説のオリジナルPAFの再現を試みたモデルです。復元にあたり、オリジナルPAFの持つ、タイトな低域、きらめく高域にメロウな中域がバランスよくミックスされたその微妙なトーンニュアンスを重視し作られています。
バーストバッカーは元々は日本人のオリジナルPAFへの拘りから生まれたもので、当初は日本での販売が主でしたが、その後そのサウンドは世界へと広がり、ヒストリックコレクションをはじめ多くのモデルに搭載され、さらにはバーストバッカーをベースとした別バージョンも多く作られ現在に至ります。

バーストバッカーには音質によって3種類のタイプが存在します。これはオリジナルPAFには多くの不確定要素があるといわれ、それが個体差となり異なるトーンニュアンスをもつ様々なオリジナルPAFが存在します。これらの中でも特に評価の高い個体を3種のグループに分け、そのそれぞれを再現しようとラインナップされています。

それによりプレイヤーはより自分の好みにあったサウンドを選ぶことができ、さらにはタイプごとの微妙なパワーの違いを生かして、現代では一般的なネックポジションとブリッジポジションのバランスを考えた選択も可能です。もちろんオールドスタイルのようにネックポジション、ブリッジポジション共に同じものを搭載するのも良いかもしれません。
アルニコ2マグネットを使用し前述の微妙なトーンニュアンスの再現のため、あえてポッティング処理はされていません。

タイプ 1 【クリーン】 - type1 clean -
コイルのターン数はやや控えめでパワーは抑え気味です。クリーンさ、歯切れのよさ、繊細さを重視したモデルです。音の粒立ちがはっきりとしていてジャズやブルース向きともいえますが、アンプなどで歪ませればハリのきいたロックサウンドにもなります。リアポジションでも良いが特にフロントポジションでの使用に定評があります。

タイプ 2 【ウォーム】 - type2 warm -
もっとも標準的なスペックで、もっとも多くのオリジナルPAFに見られるタイプ。アタッキーでありながらメロウなトーン。ポジションを選ばずオールマイティなタイプです。

タイプ 3 【ウォーマー】 - type3 warmer -
オリジナルPAFの中でもレアな固体として知られる、特にコイルのターン数が多いタイプ。やや高めのアウトプットで図太いトーンを持つロック色の強いサウンド。フロントポジションでもOKですが、リアポジションに向いています。