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初来日から20回目の来日!エリッククラプトンフェア2014

エリック・クラプトンの軌跡

 「461オーシャン・ブールヴァード」発売当時となる1974年の初来日から数えること20回目、記念すべき待望の来日公演を果たしたエリック・クラプトン。1960年代の初頭からルースターズや、ヤードバース、ブルース・ブレーカーズでの輝かしいキャリアを経て、クリーム時代にはトラディショナル・ブルースに根ざした即興演奏のインタープレイで一世を風靡。ギタリストなら誰しも一度はコピーした経験があるであろう名演奏を数多く残しているギタージャイアントです。

 そのギタートーンや演奏、ソングライティングだけでなく、その繊細な感性と人柄はまた特筆すべきところで、数え切れぬ挫折と向き合い、乗り越えてきた彼ならではの人間性の深さが数多くのファンを惹きつけています。

 ブラインド・フェイスを経て、アメリカン・ルーツミュージックヘの傾倒、ソロデビューの後のデレク・アンド・ザ・ドミノスでの活躍は言わずもがな、非常に貪欲で意欲的な姿勢で多方面で活躍。アンプラグドブーム、一般にブルース回帰といわれる時期を経て、今日に至るまで50年以上も第一線で積み重ねたECのキャリアが音楽シーンへ与えたインパクトの大きさは計り知れません。

 今回のライブツアーも往年の盟友、スティーブ・ガッドやネイザン・イースト、クリス・ステイントンらを引き連れた安定感のある演奏で、サービス精神旺盛なセットリスト。ひさしぶりに演奏してくれた名曲も多く、歳を重ねても衰えることのない流麗な演奏に思わず胸を熱くさせられたのではないでしょうか。

 この機会にイシバシ楽器ではミスター・スローハンドへの敬意をこめて、担当スタッフ厳選の関連商品をピックアップしてご案内いたします。今一度、音楽への情熱を掻き立ててくれるアイテムが勢ぞろいです。みなさまのご利用心よりお待ちしております。

エリック・クラプトンとギター

楽器をクリックするとE.クラプトンとその軌跡がお読み頂けます



イシバシ渋谷のギターマスター、スターキー星によるクラプトン・トークいかがでしたか?
「スターキー星の月刊 GUITAR TALKING」を毎月第4木曜日にイシバシメールマガジンにて配信中。

<スターキー星:プロフィール>
 プロフェッサー岸本の愛弟子であるデューク工藤に師事、池袋店~御茶ノ水本店を経て、現在は渋谷店にてインポートギターを担当している。日本国内最高レベルのノウハウを持ったスタッフとしてフェンダーのプロダクトスペシャリストに認定されている他、ギブソン・ファクトリーも定期的に訪問して選定買付け等を行っている。彼自身のフェイバリットミュージックはブルースやブルースロックが中心で主に60~70年代ロックを愛聴。
 皆様がますます充実したミュージックライフを送れるよう、アップトゥデイトな情報のご案内、そして一生愛用できるギター捜しを親切丁寧にお手伝いたします。
お問い合わせ:イシバシ楽器渋谷店

エリック・クラプトンとストラトキャスター

エリック・クラプトンがデビューした当初、ヤードバーズでプレイしていた頃はKAYギターや、グレッチのナッシュビル・ダブルカッタウェイ、フェンダーのフィエスタレッド・テレキャスターなどを使用していたという資料が残っています。その後、ブルース・ブレーカーズやクリームでマーシャルアンプをオーバードライブさせていた頃は一貫してギブソンのセットネックを愛用しています。

そんなクラプトンが再びフェンダーギターを手にするのは1960年代後半以降のこと。ブラインド・フェイスを経て、デラニー&ボニーらとのツアーでアメリカンミュージック、スワンプロックへと傾倒する過程の中でストラトキャスターをメインに据えるようになっていきます。クラプトンがストラトを使い始めたきっかけは、ジミ・ヘンドリクスの存在もあったでしょうし、とりわけスティーブ・ウィンウッドの影響が強かったと言われていますね。フェンダー・ストラトキャスターはルックス・サウンドともにECのレイドバック/AOR期の象徴になっています。

デレク・アンド・ザ・ドミノスの「レイラセッションズ」で、スライドギターの名手デュエイン・オールマンとの録音に使用した1956年製サンバーストのストラトキャスター(通称ブラウニー)は特にECフリークに人気が高いギターです。国内入荷は僅少でしたが、近年フェンダーカスタムショップで復刻されています。イシバシ楽器の各店でも、やはり1956年から1957年頃のストラトキャスターを復刻したモデルではサンバーストフィニッシュが一番人気が高いようです。
 また、ミスター・スローハンドの愛器といえば、1970年代初頭にテネシー州ナッシュビルの楽器店で購入した複数本のストラトキャスター各々の最良パーツによって組み上げられた「ブラッキー」が最も有名でしょう。組み上げに使用したギターの本数は諸説ありますが、黒いフィニッシュのボディというのは当時ですと、滅多に製作されることのないカスタムカラーでして、非常にレアなアイテムです。

ブラッキーは、1973年のピート・タウンゼントらとの「レインボーコンサート」で表舞台にデビュー。度重なるレコーディングや過酷なライブツアーで弾き込まれたブラッキーは、「ビハインド・ザ・サン」を発表後の1985年コネチカット州ハートフォードでの公演を最後に現役から引退することになりました。2004年にはクリスティーズのチャリティーオークションに出品され、アメリカの大手楽器店チェーン「ギターセンター」によって95万9500ドル(約1億1,200万円)という超高額で落札されており、このニュースはECファンならずともご存知の方が多いでしょう。

ブラッキーが現役を退いたタイミングと前後して、フェンダー社は、そのブラッキーの代替となるモデルの開発を行っています。ちょうど1987年のフェンダーカスタムショップ発足のタイミングとも近くなりますが、もともと1983年に発表され、およそ2年あまりで生産完了となった「エリートストラトキャスター」をモチーフに、ドン・レース、マイケル・スティーブンス、ジョージ・ブランダ、ジョン・ペイジらといった精鋭によってデザインされた力作です。

意外と知られていませんが、実はこれがフェンダー社で初の正式なミュージシャン・シグネチャーモデルとして発売されたモデルです。クラプトンモデルの特徴は、通常のフロントトーンの位置に「TBX」と言われる高域のカットだけでなく低域のカットができる二連ポットのトーンサーキット、ミドルトーンの位置に9Vバッテリーで駆動する25dbのアクティブミッドブーストが搭載されていることが挙げられます。このミッドブースト回路によって、まるでギブソンのようにタフなサウンド、リッチなサスティーンがアウトプットできるように工夫されています。

フェンダー社が手がけたクラプトン・モデルですが、初期のものは「レースセンサー・ピックアップ」がマウントされており、1989年に発売された「ジャーニーマン」のアルバムなどで堪能できる甘く滑らかなトーンが際立ちましたが、2000年代に入るとピックアップがアルニコ5マグネットのスタック構造による「ヴィンテージノイズレス・ピックアップ」にアップデートされます。以前より、トラディショナルなサウンドにシフトし、ピッキング・ダイナミクスが表現しやすくなっているように感じられますね。発売以来、常に人気の絶えない超ロングセラーモデルです。

Eric Claptonモデルは、他のアーティストモデルと異なり、クラプトンファンならずとも、多くのプロミュージシャンが愛用しているギターです。故・大村憲司氏の使用は特に有名ですが、セッションギタリストらに愛用者が多い傾向があります。ヴィンテージスタイルより1フレット多く、まさに痒いところに手が届く22フレット仕様。ややフラットでフィンガリングが容易な9.5インチR指板を配しており、手元で必要十分なサウンドメイクが可能な懐の広さと利便性の高さ。楽器としてのトータルバランスが良く、従来のフェンダーギターの域を大きく越えたポテンシャルがひとつ人気の大きな所以でしょう。

ECモデルに関しては、これまで製作されたバリエーションモデルも数多く、1997年のレジェンズ・ライブで使用された、ゴージャスな金箔を纏った「ゴールドリーフ」、車のペイントに使用されるような偏光塗料を用いたマジョーラ・フィニッシュの「フリップ・フラップ」、「クラッシュペイント・ストラトキャスター」、「クリスマス・キャスター」、「ECグレー/ダフネブルー」等々、枚挙に暇がありません。イシバシ楽器店では「クラプトンモデル」ではなくても、ECの愛器を彷彿させるスペックのストラトキャスターも多数ご用意がございます。ご不明な点や気になるモデルの情報があれば、楽器各店の担当スタッフまでお問い合わせいただければと思います。

現行ラインナップで、「クラプトンモデル」と言うと大まかには三種類です。コストパフォーマンス抜群でお求め安いUSAレギュラーファクトリー製のモデルと、カスタムショップ製のモデル、またフェンダーカスタムショップの中でもマスタービルダーというヴェテラン職人が手がけたマスタービルト・シリーズです。

マスタービルト・シリーズになりますとハイグレードな木材のストックの中から、特に最良の材がハンドセレクトされており、ビルダーがこれまで積み重ねてきた長年のキャリアの中で蓄積したノウハウ・こだわりが反映されています。じっくりと丹念に仕上げられており、まさに「トップ・オブ・ザ・ライン」の名にふさわしく、一生モノとしておすすめです。

近年のマスタービルトのクラプトンモデルは、J.W.ブラックの仕事を引き継いだ、トッド・クラウスが製作することが多くなっています。彼はEC本人の使用するギターも製作しているため、バックオーダーが三年以上貯まっており、なかなか新規オーダーも受け付けてもらえません…。来日公演ツアーのあとは市場の需要が増えますので、このタイミングを逃さないようにご注意くださいませ。

エリック・クラプトンとギター

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エリック・クラプトンとトリプルオー

エリック・クラプトンは、1960年代後半から時おりステージでアコースティックギターを構える姿が見られ、ギルドのF-50、マーティンD-45、ナショナルやドブロのリゾネイターを弾いてることがよく知られています。しかし、とりわけマーティン・トリプルオーに関しては別格と言えるでしょう。

いわゆる「エレキギターの神様」として広く認知されていたクラプトンが、初めて全編を通してアコースティックギターを構えて自分自身のルーツミュージックと向き合った1992年のMTVアンプラグド。トラディショナルなブルースを華麗に爪弾き、情緒豊かに歌いあげるその姿はあまりにセンセーショナルなものでした。

そのとき主に使用していたギターは1939年製OOO-42と言われ、空前のアコースティックブーム、そしてブルースミュージック回帰のムーブメントを生み出しました。アンプラグドをきっかけに、クラプトンが1960年代に演奏していたブルースロックを聴くようになったファンも非常に多いですし、ヴィンテージのトリプルオーの価値は高騰しました。1900年代初頭に発売された長い歴史を持つトリプルオーですが、小ぶりなボディとやや短めのスケールがプレイヤーの指先の感覚を忠実に拾い上げてくれる素晴らしい名器で、今日までその人気は衰えることを知りません。

Martin OOO-28EC

MTVアンプラグドで世界中が衝撃を受けた名演から一躍そのアコースティックスタイルを印象づけることになったエリック・クラプトンのシグネチャーモデル。戦前のOOO-28を強く意識した仕様となっており、多少飴色に褪色したかのような仕上げのボディトップや、ヘリンボーントリム、スキャロップドブレイシング、モディファイドVプロファイルネック、オープンギアタイプのペグなどが特徴的。小ぶりなボディからは粒立ちの揃ったマーチンのOOOサイズらしいはっきりとした輪郭が得られ、ノーマルのOOO-28と比較してトップ板が振動しやすく、より煌びやかかつ奥行きのあるふくよかなサウンドが特徴です。

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Martin Eric Clapton "Crossroads" Madagascar Rosewood

世界限定生産本数150本ギターセンター、エリック・クラプトン、C.Fマーティンギターのコラボによって誕生した限定モデル。 Modelは、希少材 マダガスカル・ローズウッドを使用し、ヘッドに "Crossroads" のパール・インレイが施されている特別仕様。エリック・クラプトン&マーティン社CEO クリスマーティンのサイン入り鑑定書付。サウンドホール内のラベルにも2人の直筆サインが入っています。

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Martin OM-ECHF Navy Blues

2014年 Winter NAMMにて発表されたこのモデルは、2004年発表の"000-ECHF Bellezza Nera"、2006年発表の"000-ECHF Bellezza Bianca"に続く、エリック・クラプトン、藤原ヒロシ、マーティンギターのトリプルコラボレーションモデルの第3弾になります。今までの24,9"スケールの000ではなく、25.4"スケールのOMスタイルを採用。プロトタイプを非常に気に入ったクラプトン本人は既に2013年4月12日のマジソンスクェアガーデンで行われたクロスロード・フェスティバルにてこのモデルをお披露目済みです。トップにはヨーロピアン・スプルース、サイド&バックにはインディアン・ローズウッド。演奏性に直結するネック周りは他のクラプトンモデルと同じく"Modified V"シェイプに44.5mmのナット幅となっており、Bellezza Nera、Bellezza Biancaと同様にヘッドにはパールのトーチインレイ、サウンドホールのセンターリングにはマーティン社伝統のスモールM.O.Pスロッテッドスクェアインレイが施され、濃紺のボディカラーとの対比が非常に美しい仕上がりとなっています。インナーラベルには、エリック・クラプトン、藤原ヒロシ、クリス・マーティン、ディック・ボーク4名の直筆サインが入ります。

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エリック・クラプトンとギター

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エリック・クラプトンとES-335

1960年代から1970年代にかけて、エリック・クラプトンが使用したギブソン製ギターに着目すると、1960年製レスポール「通称ビーノ」、赤くリフィニッシュされたレスポール「通称ルーシー」。ザ・フールによりサイケデリックペイントが施されたSG、サンバーストのファイアーバード1、レスポールカスタム・ブラックビューティー、エルボーカットされたエクスプローラー等々の使用が特に有名でしょう。むせび泣くようなウォームで豊かなサスティーンは「ウーマントーン」と呼ばれ当時のECのトレードマークでした。

それらのギターの中でもセミアコの代名詞、ギブソンES-335はエリック・クラプトンの愛器として不動の地位にあります。ファンには1968年にロイヤルアルバートホールで行われた「フェアウェル・コンサート」を収録したクリーム伝説公演のビデオでの印象が強いでしょうか。

あの美しいチェリーフィニッシュでブロックポジションマーカーのギター。製造年式には諸説ありますが、一般に1964年製と言われることが多く、クリーム時代にはストックのままのクルーソンペグで使用していましたが、後にグローバーペグに換装されることになります。

ローリング・ストーンズの「ロックンロール・サーカス」出演時にもこの335で演奏していて、ジョン・レノンやキース・リチャーズとプレイした「ヤー・ブルース」の映像は特に有名ですね。1994年に発売されたトラディショナル・ブルースアルバム「フロム・ザ・クレイドル」後のツアーでも頻繁に使用されています。こちらのギターは、2004年にクリスティーズのチャリティーオークションにて84万7500ドルでアメリカの大手楽器店チェーン「ギターセンター」が落札し、後にギブソンカスタムショップ(現ギブソンカスタム)が3Dプロファイル。クロスロード335として限定復刻、製品化されたのは記憶に新しいでしょう。

他にも1990年代にはドットマークでサンバーストの1959年製と見られるES-335も愛用しております。ソリッド感の強いコシのあるサウンドを狙うのであれば、ネックの厚みがありセンターブロックの密度が高い1958-59年スタイルの復刻モデルを、より軽やかでドライブ感の強いサウンドを狙うのであれば、スリムネックでセンターブロックのキャビティが大きい1960年代スタイルの復刻モデルを選ぶというのが定石だと思います。

1963 ES-335 商品一覧

1959 ES-335 商品一覧

エリック・クラプトンとバードランド

エリック・クラプトンがギブソンの名器バードランドを使用した演奏では、何より1971年の「バングラディッシュ・コンサート」が有名です。ジョージ・ハリスンとホワイトアルバムの「ホワイル・マイギター・ジェントリー・ウィープス」(レスポールで録音)を何とナチュラルのバードランドでプレイしています。

1955年に発表されたバードランドは、17インチ幅ジャズギターの定番モデル「L-5」同様に単板を削り出したソリッド・カーブド・スプルース材によるボディトップ、カーヴド・プレスされたメイプルによるサイド/バックというスタイルを踏襲しながら薄胴のシンラインボディに仕上げられています。ネックも所謂フェンダースケールである25

1/2インチのL-5と異なり、通常のギブソンスケールである24 3/4インチより更に短い23

1/2インチのショートスケールネックを配しているというのが大きな特徴です。その独特な深みのある甘さとタッチレスポンスに優れたサウンドがECを惹きつけているのでしょう。

もともとは当時テネシー州のナッシュビルでスタジオミュージシャンとして活躍していたビリー・バードとハンク・ガーランドの名前を冠したモデル。発売当初は通称アルニコ5ピックアップ(PU-480)をマウントしていましたが、後にセス・ラヴァーの開発したオリジナル・PAF・ハムバッキング・ピックアップ(PU-490)が搭載されます。バングラディッシュで演奏されたのはスプリットパラレログラム・インレイでハムバッキング・ピックアップの個体でした。

クラプトンは1990年代のブルースツアー以降でもバードランドを愛用しております。こちらはナチュラルフィニッシュでありながら、前述のものとは異なりアルニコ5ピックアップ(PU-480)を搭載した仕様です。リロイ・カーの「ブルース・ビフォア・サンライズ」などではかなりハードでホットなスライドプレイを披露しており必聴だと思います。

1950年代のバードランドは丸みを帯びたヴェネチアン・ラウンデッド・カッタウェイで、(カスタムオーダーモデルなどの例外こそありますが、)1960年代に入ると先の尖ったフローレンタイン・ポインテッド・カッタウェイが採用されます。クラプトンは一貫して、ヴェネチアン・カッタウェイのものをチョイスしており、近年では歌モノのバッキングに使用するシーンも見受けられます。以前ギブソンカスタムがバーガンディフィニッシュのオリジナルモデルをクラプトンのためにスペシャルメイドしたこともECフリークでしたらご存知かもしれません。

Byrdland 商品一覧

エリック・クラプトンとギター

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エリック・クラプトンとギターアンプ

エリック・クラプトンがこれまで使用してきたギターアンプの変遷を追ってみると、1966年に発売されたジョン・メイオールのブルースブレーカーズで演奏したアルバムを看過することはできません。ECは当時マーシャルアンプの原点として1962年に発売されたJTM45 2245のコンボタイプを使用しており、そのマーシャルにレスポールをプラグインし、ボリュームを上げて自然にオーバードライブさせたサウンドを大々的にフィーチャーしています。今日でこそ、マーシャルアンプでレスポールを歪ませたサウンドというのはロックの王道として一般的ですが、その音色を流行させた第一人者と言えます。クラプトンの若き情熱がほとばしる録音です。

1968年のクリーム解散以降は、メインがフェンダー系のギターに移行するにつれて、アンプもフェンダーを多用するようになります。特に「レイラセッションズ」などのスタジオレコーディングでは、小型で廉価なスチューデントモデルであったフェンダーチャンプを使用していたと言われ、その影響から現在でも様々ブティックメーカーが復刻モデルをリリースし続けています。ECは小型アンプのセンシティブなクランチサウンドが好きなようで、「461オーシャン・ブールヴァード」などでは、後にラルフ・マッチオの映画「